MuSmartのブログ

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読書ノート 「レーニン 二十世紀共産主義運動の父」

 マルクスレーニンスターリンの勉強をしようと思いはじめ、彼らの政治思想やら実際の政治史を勉強したり、ロシア語を勉強したりとしっかり赤く染まり始めているわたくし。まだ赤い自覚はないですが高校生の時に勉強しようと思わなくてよかったとつくづく思います。

 革命とか改革とか思春期にこんなもの見ちゃったらそちゃ染まりますよねーという感じがします。大学生になってそれなりに知識をつけたことで、ある程度は良い悪いを判断できるような頭になり、ようやくまともに彼らの思想に触れられそうです。

 

レーニンーー二十世紀共産主義運動の父 (世界史リブレット人)

レーニンーー二十世紀共産主義運動の父 (世界史リブレット人)

 

  ソ連には髭のおっさんがたくさんいますがその中でも知名度抜群のレーニンについて私が知っていることはあまりなく、革命/民族自決/テロルといった単語が彼のイメージに絡みついています。具体的に何をした人なのか、どんな経緯で革命家になったのかなどそういったことについてはやけにマニアックなところの知識しか持っていませんでした。(○○の主役は我々だのグルッペンの影響です)

 なので今回は1か共産主義について学んでみようと思い、マルクスにいくのは難しそうだからレーニンから行ってみるという感じです。唯物論とか弁証法とかわけわからなすぎたので本当に簡単なところからです。ではクエスチョニング。

  • この本を読むきっかけは?

 まず上に書いた通り共産主義について勉強しようと思ったのがきっかけです。以前読んだ「」の中でマルクスの思想とマルクス・レーニン主義はまた少し違うところにあるとか、そもそもマルクスの思う社会主義とは...みたいなことを学びました。

 加えて国際関係学の授業の中でマルクス共産主義)がもたらした社会権という発想の恩恵に私はとんでもなく預かっていることに気づいたので、現在を知るためにしっかり学ばないといけないと思いました。

 生活保護とかそういう制度って完全に社会主義的な発想から生まれていると思うので、決してソ連の崩壊は共産(社会)主義の敗北ではなかったと私は考えます。まだまだ共産主義は生きているし、むしろこれからなのかも。ただ注意しなきゃいけないのは過去(現在)の共産主義は未完成だし、不完全だし、かつてのソ連や今の中国のような国に日本がなればいいかと言われれば絶対嫌です。そこは間違えちゃいけない。

  • この本から何を学んだ?

 レーニンの人生についての概要の概要のようなそんな抽象的なことを学びました。本を読む中で個人の主観に基づく「感想」も散見されたのでここで見た情報は不確定なものも多いと思いながら注意して読みました。

 レーニンの政治思想について(マルクス・レーニン主義)についてよく知りたいとは思ったのですが、やはり彼の人生に注目しているためそこは浅い感じがしました。

 ただトロツキースターリンといった有名人たちに抱いていたレーニンの考えがほんの少しですが知れたので、今までに自分が持っていたグルッペンから得た知識と重なるところがありました。そこがリンクしたのはなかなか良かった。

  • この本で一番刺さった部分は?

 これまで私はレーニンに対して革命の断行や暴力の面ばかりに注目しがちでしたが、民族の解放についてのレーニンの考えには感心させられました。

レーニンは「抑圧民族の民族主義と被抑圧民族の民族主義、大きな民族の民族主義と小さな民族の民族主義とを区別しなければならない」として「われわれ大きな民族に属する者は、ほとんどつねに、その歴史的実践において、無限の量の暴力がふるわれていることに対して責任がある」と述べ、「我が国において異族人がどのようにあしらわれているかについては、私のヴォルガ時代の記憶をたぐってみさえすればよい」と言い切った 

 (中略)

 必要なのは、歴史的過去において「大国」民族の政府が異族人に加えた不審、疑惑、侮辱を、異属人に対する自らの態度、自らの譲歩によりなんとかつぐなうことである

  この部分でレーニンは多数派(?)の行ってきた理不尽を反省するように述べています。自分でもわかっているような、わからないような感じがします。

 でもきっとレーニンについて知ろうと思ったときにこの部分はとても大切な気がします。彼がもたらした民族自決という考えは結果的に世界に自由と争いをもたらしました。世界中で独立を求めて戦う人々がいます。でもそれは自分たちが自分たちらしくあるための戦いです。本質を見失っているものもありますが、そういった権利があることを広めたレーニンは偉大だと思います。

 

  • さいごに

 これからマルクスマルクス主義ソ連史、レーニンスターリンなどについて勉強していく中できちんと基盤となる知識を手に入れられた気がします。やはりレーニンについて知ることは大切なことだった。

 まぁ本当は先生にレーニンの論文とか読むと面白いと言われたから勉強し始めたに過ぎないんですけど知っていくほどに面白いから大変。20世紀の歴史を学ぶには一生ではまったく足りないと田中先生はおっしゃっていましたが本当にそうだと思います。